パーマをかけた後に残臭がするのはなぜ?
最近では薬液の変化により、臭いを抑えた製品も増えてきましたが、そもそもなぜ、パーマをかけたら臭うのか、その原因と対策を知っておきましょう。
▼パーマ後の臭いの原因
パーマ施術後、髪に残る臭いの原因はおもに二つ。ひとつ目が、パーマ後に1液が残留していてそれが臭うケース。二つ目は、1液によって切られた毛髪のシスチン結合が再結成できずにシステインの状態のまま残りそれが臭うケースです。
還元剤がシステアミンの場合はしっかり中間水洗をしても、臭いの残るケースがあります。システアミンの残臭は、2液にアルカリブロムを使用することで大幅にカットできます!
▼臭いを残さないために
においを抑えるために、現在多くの薬液は、香料で臭いをマスキングするなどの工夫が施されています、パーマの臭いを軽減するために、技術者が施術中にできることを紹介します!
■オーバータイムさせない
1液を毛髪の奥まで浸透させないこと。
■しっかり中間水洗
1液をきちんと水で流し落とす。
■2液の2度づけ
しっかり酸化定着させる。アルカリブロムを塗布した後に酸性ブロムをつける。2ステップの2液プロセスが理想です!