地毛の色はどのように決まるのか?
日本人は基本的に黒髪。しかし、日本人の中でも真っ黒な髪色の人もいれば、太陽の下にいればものすごく茶色に見える髪色の人もいます。まずは髪がもっている色素についてしっかり学びヘアカラーの勉強をしていきましょう。
▼地毛の色はどのように決まるのか?
毛髪内に含まれるメラニン色素が地毛の色の源。メラニン色素はアミノ酸の一種である「チロシン」からできていて、メラニン色素は、黒〜褐色、赤褐色〜黄色のごく小さな粒状の色素で、コルテックス内に存在し、毛球のメラノサイトで作られています。毛髪からメラニン色素がなくなった状態が白髪です。
▼メラニン色素について
髪色を決定するメラニン色素には、黒〜褐色をしたユウメラニンと、赤褐色〜黄色フェオメラニンの2種類がある。そして、結うメラニンの割合が多く、量が多いほど毛髪は黒くなる。
▼ブリーチの仕組みはメラニン色素を学べばわかる!
■黒〜褐色をしたユウメラニン
ブリーチ剤によって分解しやすい性質
■赤褐色〜黄色フェオメラニン
ユウメラニンに比べ強固でブリーチ剤でも分解されにくい。
黒髪をブリーチ剤で脱色すると、赤褐色▶︎赤みの強いオレンジ▶︎黄みの強いオレンジ▶︎黄色というように、塗布時間によって変色していきます。これはブリーチ剤の影響を受けやすいユウメラニンがまず分解され、フェオメラニンが分解されずに残るのが大きな要因です。
