アルカリカラー剤が明度の違いを表現できるのはどうして?

公開日: : 最終更新日:2014/08/16 ヘアカラーについて, 美容師に必要な知識

明るい色から暗い色まで、アルカリカラー剤による明度表現は実に幅広いですが、どのような成分配合の仕方で、明度の差を表現できるようになっているのでしょうか?

明度

脱色作用と発色作用のスピードは同じなのか?

酸化染毛剤の働きは、脱色作用と発色作用に分けられる。この2つの作用は、異なるメカニズムによって作用が起こるため、それぞれが進行する速さも違います。

時間別による脱色と発色の作用

0分〜20分(不完全発色ゾーン)

発色作用

発色が不足しており、薬剤の持つ色が十分に出ていない。

脱色作用

脱色が十分に進んでいない。

▶︎重合と発色のバランスがとれていない。

20分〜40分(完全発色ゾーン)

発色作用

充分に発色しており、薬剤の持つ色が出ている。

脱色作用

脱色とダメージのバランスがとれている。

▶︎重合と発色のバランスがとれているので、薬剤の色をしっかり表現できている。

40分〜60分(オーバータイム)

発色作用

変色や色の濁りが発生する。

脱色作用

脱色はほとんど進行せずダメージだけが進む。

▶︎ダメージが大きくなったり、変色や色の濁りの原因になる。

適正のヘアカラー放置タイムは完全発色ゾーンの20〜40分程度になります。

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薬剤の明度の違いによる脱色と発色の関係

薬剤の明度は、脱色作用によるリフトアップと、発色作用によるレベルダウンの両方作用の結果で決まる。

低明度のヘアカラー剤(アルカリ量▶︎少・染料▶︎多)は、脱色作用よりも発色作用が強くなるよう設計される。

高明度のヘアカラー剤(アルカリ量▶︎多・染料▶︎少)は、発色作用よりも脱色作用が強くなるよう設計される。

アルカリカラー剤は脱色作用と発色作用をアルカリ料と染料の比率を調整することによって幅広い明度の違いを表現できます。

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1剤をミックスした場合の脱色力と発色力

高明度の1剤と低明度の1剤をミックスして中明度の薬剤をつくった場合、脱色力と発色力は双方とも強くなる。

例えば、はじめから「アルカリ量6:酸化染料6」の配合比率設定された薬剤よりも、高明度の薬剤と低明度の薬剤をミックスしてつくった「アルカリ量6:酸化染料6」の薬剤もほうが脱色力と発色力は強い。それは、はじめから配合比率設定された薬剤よりもアルカリ量・酸化染料量ともに多いからです。

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